工場のようす(1)

以前の工場より機械も増えましたが間隔を広くとり、材料の移動をしやすく考えました。友人に言わせれば適当に置いただけのように見えるそうですが、実は結構考えてこの配置になっています(涙)

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手作り鉋。

ダイニング・チェアの角は手触りのよくなるように全て丸く仕上げています。おおよそ12Rくらいの面ですが機械でおおまかに加工しますが全て手作業で仕上げます。椅子の製造数が増えてきたのでだんだんと磨くのが億劫になってきました。もう少し早く作れないか考え、丸く面取りができる専用の鉋を作ることにしました。内丸鉋があったので、長さを短くしたり、反りを加えて「内丸反り台鉋」にしました。このバッドマンみたいな刃は専用の砥石を作って研ぎます。鉋は何度も使っていると接触した場所が擦れて光沢が出てきます。道具っぽくなってきました。やはり刃物で仕上げた方綺麗に仕上がり、後の工程が楽ですね。DSC_7698DSC_8210DSC_8208DSC_8241

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自動鉋盤

材料の厚みを調整するときに使う機械が自動鉋盤です。以前使っていたものはハンドルを回して目視で厚みを決めていましたが厚み調整がデジタル表示になり、使いやすくなりました。例えば厚み12.5㎜の材料を10本作るときに1本だけ欠点が見つかり、1本だけ同じ厚みのものを作ろうと思ったときにハンドルでの調整では12.4になったり12.3㎜になったりで微調整に時間がかかります。この機械はコンマ1ミリまでデジタル表示されるので微調整する手間が省けてとても助かります。木工作家の間では仕事柄か、アナログ嗜好が強いですが楽できるところは楽がしたいものです。

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